工程表について簡単なメモ

種類

部品は購入原材料で、大きく考えると以下のような流れ。

部品1
部品2 → 製造工程 → 製品
部品3

製造工程を小さな工程単位にするのは、結局人為的な判断で区切ること。

①単純な連結の場合。

工程A→工程B→工程C→工程D

②それぞれパーツの工程がある場合。

工程A→工程B→ ↓
工程C→工程D→ 工程E

パーツの工程の場合A,BとC,Dのどちらか遅い方が最短の日数になる。

管理

管理するということは、帳票が作成され、作業者以外が判断するということ。

工程A→工程B→工程C→工程D

①B,Dだけ帳票を作り管理すると、A,Cは自律的にB,Dに過不足なく作業することになる。
また自然と緩衝としても機能し始める。但し、BとDの間が妥当な工程である必要はある。

②Dだけ管理すると、Cは自律的に作業できるが、
A,Bは帳票がないため自立的な作業をしても過不足が発生しやすい。

③逆にA,B,C,Dを管理すると、緩衝地帯がなくなり、自立性がなくなるので、管理精度が必要になる。

工程の結合

A,B,C,Dという工程を(A,B),(C,D)という2つの工程にすることはできる。
そもそも工程は人為的な区切りなので、A,Bで1の工程を作っても組織編成で対応することは十分可能。

パーツの工程

工程A→工程B→ ↓
工程C→工程D→工程E

前述の通りA,BかC,Dの遅い方が全体の最短となる。
A,BとC,Dでそれぞれ1つの工程として考え、工程Eだけを管理しても大丈夫。

工程帳票

PERTのような表よりガントチャートの方が人気がある。
理論的にPERTの方が良いけど、実際の運用では(それほど大規模でないなら尚更)
ガントチャートの方が上手くいくことが多い。

ガントチャートとする場合も、製造工程全てではなく、
以下のような工程でB,Dだけ管理し、自立性と緩衝地帯の効果を期待する。

工程A→工程B→工程C→工程D

その時、B工程表、D工程表の間の整合性を管理するプログラムだけあれば、
ガントチャートによくある、修正が難しいという問題も発生しない。

ガントチャートの修正が難しい問題は、A,B,C,Dを全て管理することと同じ。