簿記 原価基礎

製造原価

製造するためにかかった費用。
ここが原価計算。

総原価

製造原価+販売費用+一般管理費
売るためにかかった費用。

非原価項目

総原価以外の費用。
だいたい営業外費用と特別損失のこと。

費目別分類(形態別分類)

材料費(形あるモノを消費)
労務費(労働力の消費)
経費(材料費、労務費以外の消費)

工員=賃金
事務員等=給料

製品との関連度の分類

製品とその製品にかかった消費量の関連が把握できるかどうか。

製造直接費
製造間接費

操業度との関連度の分類

変動費
操業度に比例し増えて発生する。

準変動費(変動費+固定費)
固定が発生し、さらに操業度の増減に応じて変動費が増減する。
例)基本料+使用料

固定費
操業度に比例せず固定的に発生する。

準固定費
段階上に増減する原価。

勘定連絡

まず借方に記入し使ったら貸方に記入し、
貸方に記入されたら次の勘定に振替えていくこと。

製造活動の進行にともなって振替(勘定連絡)記入。

材料(直接、間接)、賃金(直接、間接)、経費(直接、間接)

間接は、製造間接費へ(製造間接費はそこから仕掛品へ。つまり全て一度仕掛品へ)
直接は、仕掛品へ。
製造間接費を仕掛品へ振替ことを製造間接費の配賦。

製品

売上原価(売れたら)

月次損益

例)
材料、掛け購入 5000
賃金、現金支払 5500
経費、現金支払 4000

仕訳)
材料 5000 | 買掛金 5000
賃金 5500 | 現金  5500
経費 4000 | 現金  4000

購入額・支払額は借方。
消費したら貸方。

例)
材料費 直接3500・間接1500
労務費 直接4000・間接1500
経費  間接4000

仕訳)
仕掛品   3500 | 材料 5000
製造間接費 1500 |
仕掛品   4000 | 賃金 5500
製造間接費 1500 |
製造間接費 4000 | 経費 4000

製造間接費7000を仕掛品勘定へ配賦する。

仕訳)
仕掛品 7000 | 製造間接費 7000

製品が完成したら製品勘定へ。

仕訳)
製品 14500 | 仕掛品 14500

製品が売れたら売上原価勘定へ。
20000で売れた。

仕訳)
売掛金  20000 | 売上 20000
売上原価 14500 | 製品 14500 (ここが工業簿記)

月次で損益勘定に振替える。

売上   20000 | 月次損益 20000
月次損益 14500 | 売上原価 14500

勘定連絡図での流れ